さくらのクラウドのホストメンテナンス確認方法|対象サーバの一括操作と注意点

コンピューティング , さくらのクラウド # サーバー # サーバー運用 # メンテナンス

こんにちは、UOZUです!

以前、NERが執筆した記事では、さくらのクラウドの「収容ホスト変更メンテナンス」に伴う、サーバの停止・起動手順について紹介しました。

さくらのクラウドでは、サーバを収容している物理ホストのメンテナンスに伴い、仮想サーバの停止・起動が必要になる場合があります。

メンテナンス日時は事前に通知されますが、稼働中のサービスへの影響を抑えるため、利用者側で都合のよい時間帯に対応しておくことも可能です。

今回は、さくらのクラウドの管理画面から、メンテナンス予定の確認、対象リソースの一覧表示、複数サーバの一括操作を行う方法を紹介します。

管理画面上から対象リソースの検索と表示

さくらのクラウドの管理画面にログインし、ホーム画面の「ホストメンテナンス」をクリックします。

すると、今後予定されているホストメンテナンスの一覧が表示されます。

ホストメンテナンス表示画面

この画面では、期間や対象プロジェクトを指定して、メンテナンス予定を絞り込むことも可能です。

対象のメンテナンスにある「詳細」をクリックすると、メンテナンスの詳細情報と、影響を受けるプロジェクトやリソースの数が表示されます。

ホストメンテナンス詳細表示画面

さらに「リソース一覧を開く(IaaSコントロールパネル)」をクリックすると、メンテナンス対象となるリソースを一覧で確認できます。

メンテナンスが必要なリソース一覧

対象リソースをまとめて確認できるため、複数のプロジェクトやサーバを管理している場合にも便利です。

メンテナンスを一括でおこなう

以前の記事では、メンテナンス対象のサーバを個別に停止・起動する方法を紹介しました。

今回は、管理画面の一括操作機能を利用して、複数のサーバをまとめて操作してみます。

なお、一括操作では複数のサーバが停止するため、実行前にサービスへの影響を十分に確認してください。

まず、メンテナンス対象の一覧から、操作したいサーバの左側にあるチェックボックスを選択します。

サーバー選択画面

画面右上の「一括操作」から「リブート」を選択します。

リブート実行確認画面

選択したサーバが表示されるので、サーバに間違いが無ければ「実行」をクリックします。

一括操作対象リソース一覧

選択したサーバが表示されるので、対象に間違いがないことを確認し、「実行」をクリックします。

操作確認画面

今回の検証では、実行後にサーバのステータスが「停止」となり、その後「起動」に戻ることを確認できました。

サーバ停止中ステータス
サーバ起動後のステータス

なお、OS上で reboot コマンドを実行するだけでは、収容ホストの変更は行われません。

さくらのクラウドの公式マニュアルでは、収容ホストを変更する手順として、サーバを完全に停止させた後、コントロールパネルから起動する方法が案内されています。

今回の一括操作「リブート」と、OS上で行う通常の再起動は区別しておきましょう。

メンテナンス対象から外れたことを確認する

サーバの起動を確認したら、再び管理画面の「ホストメンテナンス」を開き、対象リソースの数を確認します。

今回の検証では、一括操作後にメンテナンス対象のリソース数が減っていることを確認できました。

一括メンテナンス実施後のホストメンテナンス詳細

また、サーバの詳細画面にある「収容ホスト名」を操作前後で比較することで、別のホストサーバに変更されたかを確認できます。

サーバのステータスが「起動」になっていても、Webサイトやアプリケーションが正常に動作しているとは限りません。

実行後は、必要に応じてSSH接続、Webサイトの表示、各種サービスの稼働状態なども確認しておきましょう。

メンテナンスを事前に実施する際の注意点

事前にメンテナンス対応を行う場合は、以下の点に注意してください。

  • サービスの停止時間を考慮する: 一括操作では複数のサーバが停止するため、サービスへの影響が少ない時間帯に作業しましょう。
  • 操作対象を確認する: サーバ名やリソースIDを確認し、誤って別のサーバを操作しないよう注意しましょう。
  • 必要に応じてバックアップを取得する: 万が一の起動トラブルに備えて、作業前にバックアップを取得しておくと安心です。
  • OSやアプリケーションの正常終了に注意する: 強制的な電源操作はデータ破損などの原因になる場合があるため、可能な限り正常なシャットダウンを行いましょう。

なお、ロードバランサやVPNルータなどのアプライアンスについては、対象やメンテナンス内容に応じて「事前メンテナンス」機能を利用できる場合があります。

アプライアンスはサーバとは操作方法が異なるため、詳細は公式マニュアルを確認してください。

Windows Serverを利用している場合の注意点

Windows Serverでは、OSの状態によってコントロールパネルからのシャットダウンが正常に実行されない場合があります。

そのため、今回紹介する一括操作では、正常に停止・起動できず、メンテナンス対応が完了しない可能性があります。

Windows Serverを利用している場合は、OSにログインして正常にシャットダウンした後、さくらのクラウドのコントロールパネルから起動する方法をおすすめします。

また、作業後はメンテナンス対象の一覧から外れていることを確認してください。

まとめ

今回は、さくらのクラウドの管理画面から、ホストメンテナンス予定の確認と対象サーバの一括操作を行う方法を紹介しました。

以前は通知メールから対象サーバを確認していましたが、管理画面の「ホストメンテナンス」を利用することで、対象リソースを一覧で把握できるため便利です。

また、メンテナンス予定日よりも前に対応しておくことで、サービスへの影響が少ない時間帯に作業を行えるというメリットがあります。

ただし、一括操作では複数のサーバが停止する可能性があるため、事前の確認と作業後の動作確認は欠かせません。

メンテナンスの通知が届いた際は、今回紹介した管理画面も活用してみてはいかがでしょうか。

それでは、また!

この記事を書いた人

UOZU

ネットアシスト運用チーム10年目の運用エンジニア

さくらのクラウド検定 ベーシック (第一回)

さくらのクラウド検定 アドバンスド (第一回)

AWS Certified Solutions Architect - Associate

AWS Certified AI Practitioner