【ネットアシストニュースレター | Vol.40 】
AmazonLinux2サポート終了の準備は
できていますか?
今年の6月にはCentOS7のサポートが終了しましたが、来年の6月にはいよいよAmazonLinux2のサポートが終了いたします。
AmazonLinux2は元々2023年6月30日までのサポート期限でしたが、次のバージョンへの移行に十分な時間を提供するために2年間延長されていました。
おさらい:AmazonLinuxとは
AWSから提供され、サポートと保守が行われるLinuxOSです。
①ベースはRedHat系
②AWSサービスとの相性◎(AWSを使用する上で必要なパッケージが標準で含まれている)
③セキュアな設定(アクセス制限とソフトウェア脆弱性の低減。インスタンスにインストールされるパッケージ数が少ない)
④動作が軽量
⑤AWSによるサポート
⑥原則追加料金なし
おさらい:OSサポート終了後の影響
・セキュリティリスクが高くなる
OSの提供元はサポート期間中であれば、セキュリティ上の弱点「脆弱性」が発見された場合、修正プログラムを提供します。サポート終了後は「脆弱性」が見つかっても修正プログラムは提供されなくなるため、弱点を残したままの運用となってセキュリティリスクが高い状態になります。
・安定性が低くなる
OSやソフトは新しいものほど、既知の「脆弱性」に対して事前に対策が施されており、従来のものと比較しても安全につくられています。そのため、同じ「脆弱性」を狙った攻撃の場合でも、古いOSやソフトを利用している環境の方が被害を受けやすくなります。
AmazonLinux2023
2022年5月のニュースレターでも取り上げましたが、改めて紹介します!
AmazonLinux2の後継OSであるAmazonLinux2023は、いままでとは異なる点が大きく2つあります。
①ベースはFedora
AmazonLinux2は「RedHat7」がベースだったのに対し、AmazonLinux2023はRedHatのアップストリームである「Fedora」がベースとなります。
そのため、移行する際は使用感が若干異なる可能性があります。
②新しいリリースサイクル
「標準サポート(2年)」と「メンテナンス(3年)」の計5年の長期サポートとなり、リリースサイクルは2年ごとと発表されています。AmazonLinux2までもサポート期限はしっかり公表されていましたが、一定の期間でリリースされることはありませんでした。今後はこのリリースサイクルに合わせて計画が立てやすくなる見込みです。
ベースOSが変わった点やサポート期限の兼ね合いでRedHatやAlmaLinux、RockyLinuxを選択されることもあります。ただ、AWS特化のOSとして魅力的なのは変わりありません。
新OSへの移行に関するご相談は、お早めに弊社担当営業までお問合せください!
IDCFサービス紹介
ネットアシストは様々なクラウドベンダーとパートナーを締結しています。
今回はその1社、IDCフロンティア社の「IDCFクラウド」ならではの特徴を改めて紹介させていただきます。
クラウドベンダー選定の際に是非お役立てください。
IDCフロンティア社
法人向けのITインフラサービスを提供しているソフトバンクグループ企業です。
データセンター事業、クラウド事業を主軸に、中小企業からエンタープライズまで、幅広いお客さまのニーズに応えるサービスを取り揃えています。
IDCFクラウドの特徴をご紹介!
①高速ディスクを標準搭載
オールフラッシュディスク採用で高速I/Oを実現。
従来比でIOPSは約2倍に向上して、データベース用途にも最適な性能です。
性能約2倍(従来比)
②定額の料金
月額が20日以上使った場合は定額で、予算が組みやすいです。
最小構成の場合、サーバー+ディスクが500円で利用できます!
③転送量3TB無料
転送量が3TB(3240㎇)まで無料のため、様々な案件で転送量を気にせず使用することができます。
超過分については1GBあたり10円での利用が可能です。
ネットワークの利用分に比例したお支払いとなるため、無駄な支出を抑えることができます。
④フェイルオーバー標準搭載
最小構成でも障害から自動復旧※が可能です。
万一の物理的なサーバー障害時でも、ほかの正常な物理ホスト上に仮想マシンの再起動を行います。
仮想マシンの稼働が自動で再開されるため、冗長化のための追加リソースやソフトウェアが必要ありません。
※復旧するのはハードウェアのみです。OSやミドルウェアの復旧は保証されておりませんので、弊社におまかせください。
⑤高可用性
国内最高水準のSLA99.999%保証。
仮想マシンの月間稼働可能時間と(仮想マシンSLA)、インターネットへの月間接続可能時間(インターネットSLA)が99.999%以上であることを保証しています。
⑥ダイナミックスケールアップ
サーバー無停止のスケールアップに対応しています。※1
即時反映されますので、急なアクセス増加への一時しのぎとしても利用できます。※2
※1 サーバーの停止が必要になる場合もございます。
※2 無停止でのスケールダウンには対応しておりません。
⑦DR構成に対応
最大1000Km離れた東西2リージョン15ゾーンの拠点を無料接続。
「福岡北九州データセンター」「福島白河データセンター」は、国内でも大地震が発生する確率が非常に低いとされる立地で、DR構成にも最適です。
⑧第三者認証
情報セキュリティ認証、ISMSクラウドセキュリティ認証、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)に認証。
お客様のサーバーが適切に管理されていることが保証されております。
⑨DDoS攻撃対策標準搭載
バックボーンネットワーク上にDDoS対策システムを標準搭載。
データセンター事業者として常に安定したインターネット回線・サーバーなどのネットワーク環境が実現されています。※
※DDoS攻撃を個別に防ぐものではないため、お客様のご利用ネットワークに対するDDoS攻撃に対しての対策をご希望の場合は、別途セキュリティサービスのご利用をご検討ください。
弊社でもセキュリティ製品を取り揃えておりますので、是非ご相談ください。
前述のように、弊社はIDCフロンティア社とパートナー提携をしておりますので、気になることがございましたらまずはお気軽にお問い合わせください。
さくらのテクニカルパートナーに認定されました!
2024年9月4日(水)にネットアシストはさくらインターネット株式会社とテクニカルパートナー契約を締結しました。
ニュースリリース:https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2024/09/04/1968216983
「テクニカルパートナー制度」は、さくらインターネット社においてクラウドビジネスの加速を支えるパートナープログラム「さくらのパートナーネットワーク」の第二弾として、新たに開始されました。
弊社はソリューション領域において、クラウドインフラサービスの構築や移行、MSP(監視・保守・運用代行)を担い、さくらインターネット社と共に柔軟なサービス提供を実現します。
ちなみにネットアシストは「セールスパートナー」「テクニカルパートナー」のダブルバッジとなりました!今後もパートナー連携を活かして、皆様によりよいご提案をして参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ベトナム ハノイ 出張記
こんにちは。代表の伊藤です。
先日ベトナムのハノイに出張してまいりました。弊社の運用チームにはハノイからリモートで勤務しているベトナム人チームがいるのですが、この度彼等を日本に呼びよせることになり、その準備や手続きのための出張です。
成田を出発して約5時間のフライトでノイバイ空港に到着。
タクシーに乗ろうと玄関口に向かうと、首からIDカードを下げた人が「ヘイ、ユー、タクシー?」と英語で話かけてきました。渡りに船とばかりに勧められたタクシーに乗ったところ、ホテルに到着したら相場の10倍以上の500万ドン札を請求されました。しばらくその場で押し問答をしていたのですが、異変を察知して駆け付けたホテルマンがドライバーと交渉してくれて、最終的には50万ドンの支払いで済みました。危うくカモにされるところでした。
翌日はエンジニアがいるハノイのオフィスに訪問。
普段はオンライン越しに会っているのですが、やはり「物理対面」は良いものです。コミュニケーションもより滑らかに進みます。事務手続きや打合せを済ませたあとは、ハノイのビアホールのようなお店で懇親会を開いてもらいました。ベトナムの料理は、やたら辛い・しょっぱい・油っこい、ということがなく日本人の口にはよくあいます。
ベトナムは、特に若い世代が多く街全体にエネルギーが満ち溢れています。平均年齢を比較すると、日本の47歳に対してベトナムが32歳とその差が顕著で、国全体の勢いにも差を感じます。昭和50年代の日本のような、良くも悪くも雑で活力に満ちた時代を思い起こさせます。
弊社のベトナム人エンジニアたちも、明るく元気で、その若さと活気を体現しています。彼等がお客様とメールやお電話で接する機会も徐々に増えていくかと思いますので、今後もどうぞ宜しくお願いいたします。