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DHCPホスト名にはご注意を

こんにちは、kyomoです。

もうすっかり春ですね。
春を通り越して夏のように暑い日もちらほら出てきて
暑がりの私はすでに気が気じゃありません。つらい

 

 

先日IDCFクラウドの個人環境にてサーバの再起動を行うことがあったのですが、
再起動後、”Running”状態になっているのにサーバへSSH接続ができない状態が発生しました。

※IPアドレス部分は表示しないようにしてあります

ポートフォワードが外れた…?ということももちろんなく、確認してみたところeth0が上がっていない状態でした。

 

はて、原因がわからず。

・ネットワーク関連のサービスが落ちているのか?
→起動している

・NetworkManagerが何かしら影響している?
→問題なし

・ネットワーク再起動、ifup/ifdown
→効果なし

そのほかルーティング、レゾルバ…と諸々確認しましたがわからず。

 

…結論、

DHCPホスト名が後方一致しているサーバが存在していたため、

作成時に割り振られたIPアドレスが取得できない状態でした。

仮想マシン作成時に割り振られたIPアドレスが、再起動時に取得できません
https://www.faq.idcf.jp/app/answers/detail/a_id/821/kw/

以下条件に合致する場合、仮想マシン作成時に割り振られたIPアドレスが、再起動時に取得できません。

・DHCPホスト名が後方一致する仮想マシンが複数存在している
かつ
・DHCPホスト名が後方一致する仮想マシンを同時に起動する

上記条件に合致する仮想マシンが存在している場合、同時に起動するのではなく、1台ずつ起動してください。

 

今回再起動したサーバがこちら

そしてもう1台、クラウド上に存在していたサーバのDHCPホスト名がこちら

 

 

「cent6-kyomo」と「cent7-kyomo」でまさに”DHCPホスト名が後方一致“しているサーバを同時に起動している状態でした。

 

なるほど!ということで以下のようにDHCPホスト名設定を変更。

「cent6-kyomo」 → 「cent6-kyomo1

そしてサーバ再起動…でSSH可能、eth0も上がりました。よかった…

 

今まで「DHCPホスト名」という部分を気にしたことがなかったのでなかなか焦りました。
各項目の役割はしっかり把握しておかないといけないですね。反省。

 

教訓:困ったときはきちんとFAQやマニュアルページを読みましょう

 

余談ですがmanコマンドにて各コマンドのマニュアルページを読むのが好きです。

awkのページとか面白いのでお暇な時にはぜひ。

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