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【 ネットアシスト通信|Vol.010】AWSの障害と意外と気付かないSLAについて

※本記事は、2019年9月5日に配信したメルマガのバックナンバーです。

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┃N┃A┃通┃信┃ VOl.0010
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いつもお世話になっております。メルマガ担当の小林です。
早いもので8月も過ぎ、灼熱の季節も終わりを告げますが
今年は残暑が厳しいようなので、油断は禁物ですね。


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┃1┃AWSで起こった障害のおはなし
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AWS神話崩れる!

というのは大げさな表現となりますが、
つい先日AWSの東京リージョンで大規模なサーバー障害が
発生しました。

急速に普及し続けているAWSだけに障害の影響を
受けた方も多かったのではないでしょうか?

今回は冷却制御システムのバグによるサーバーの
オーバーヒートが原因でEC2やEBS・RDSが停止した
と発表がありました。

緊急時の手動操作でも冷却制御システムの一部が
反応しないなどの不具合もあり、今回の大規模な
障害発生となったようです。


今回の障害について、AWSからの詳細な報告は
以下から確認頂けます。
https://aws.amazon.com/jp/message/56489/


当初、今回の障害については

「単一のAZ(アベイラビリティゾーン)で起こった障害
であり、複数AZ(マルチアベイラビリティゾーン)の
構成にしておくことで可用性を保つことが出来た」

とAWSは説明していましたが、後日の追加発表では

「複数AZ配置(EC2複数台+ELB)であっても、今回の
障害の影響を受ける環境があった」

としています。

「AWSは世界No.1シェアで障害にも強いと聞いたから
 利用しているのに・・・」

そんな心の声が、そこかしこから聞こえてきそうです。

たしかに、AWS EC2のSLAは99%と、一見高い数値にも
見えますが、
これは「複数AZ(アベイラビリティゾーン)の配置」が
前提の数字となります。

(単体のEC2インスタンスのSLAの場合は90%になります。)

ちなみに、

稼働率が99%の場合
 月に0.3日(7.2時間)まで落ちても保証外。

稼働率が90%の場合
 月に  3日(72時間)まで落ちても保証外。

という計算になります。


※アベイラビリティーゾーンについての説明は
今回割愛をさせて頂きますので、気になる方は
こちらからAWSの解説をご覧いただけます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html


「ちょっとまってよ。
  そんな条件あるなんて聞いてませんけど?」

という方もいるか思いますが、AWSに限らず、
他のクラウドベンダーでもSLAには適応条件が
指定されている場合が多くありますので
この機会に確認をお勧めいたします。

(SLAの適用や計算方法には諸条件があります。
本文中の計算はあくまでも目安としてご覧ください。)

※AWSのSLAについては以下から確認いただけます。
https://aws.amazon.com/jp/legal/service-level-agreements/


サーバーの構成やシステムの運用を検討する際は、
「障害が起こること」を前提に作成する必要があります。

ただし、障害時の対策として冗長化でのサーバー構成を
採用する場合に、ランニングコストの増加は避けられません。

検討されるうえで以下のようなお悩みのある担当者様へ

 ■ 障害に耐えられるサーバーの構成を検討したい
 ■ 現状のサーバー構成で大丈夫なのか知りたい
 ■ ランニングコストの増加が心配

ネットアシストでは
サーバー構成の改善ご提案や現環境の調査なども可能です。

まずはお気軽に担当営業までご相談ください。


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┃2┃新セキュリティサービス リリース
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「改ざん検知+瞬間復旧機能」で万が一の事態に対応!

『WebARGUS』は既存のセキュリティソリューションと
合わせてご導入頂くことで、突破されてしまった場合
においても、改ざん状態をほぼゼロにすることができる
サービスです。

※「WebARGUS」の詳細は1こちらから

『WebARGUS』は従来の改ざん検知サービスにあった
弱点がありません。

従来の改ざん検知サービスの場合・・・
 サイトの改ざんチェック(クロール)に負荷が掛かる為、
 チェックは1日1~(最大)4回程度となり、リアルタイム
 検知ができない。

WebARGUSの場合・・・
 内部のエージェントがファイルの改ざんを監視しており
 チェック(クロール)は行わない為、通常は低負荷。
 改ざんを監視する仕組みの為、24時間常時動作。


従来の改ざん検知サービスの場合・・・
 実際に検知できた場合においても、人が復旧対応を
 行う必要がある。

WebARGUSの場合・・・
 復旧モードになっていれば、自動的に復旧の処理がされ
 登録した通知先にアラートメールが発報されます。


セキュリティについて以下のようなお悩みの
ご担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。

 〇 現在のサーバ―セキュリティに不安がある
 〇 過去に不正アクセスを受けたことがある
 〇 今後のセキュリティ対策に頭を悩ませている


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┃3┃ライフハック
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暑さも徐々に和らいできましたが、夏の疲れを残しつつ
デスクワークをしていると急な眠気に襲われることも。

そこで急激な眠気に襲われた時の対処法をご紹介します。

【体温を下げる】
 人の体は温まることで副交感神経が働き出すように
 できているため、その作用で眠くなってしまいます。

【ガムをかむ】
 噛むという行為は脳を刺激するので、眠気を覚ます
 効果があります。なので噛みごたえのあるものであれば
 ガム以外でもOKです。

【深呼吸をする】
 眠気が起こる原因には脳の酸素不足があります。
 深呼吸をしてたくさんの酸素を取り込みましょう。

【カフェインを摂取する】
 脳を興奮させる効果のあるカフェインですが、
 効果が出るまでに15分~1時間かかるので、
 眠気を感じたら早めの摂取がポイントです。

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