Apache HTTP Web Server に関する複数の脆弱性のご案内
先日、Apache HTTP Web Server にて複数の脆弱性が確認されましたので
深刻度の高いものをお知らせ致します。
■脆弱性概要
Apache HTTP Web Server 2.4.40 以前のHTTP/2実装に関わる脆弱性
■対象ミドルウェア、モジュール
Apache 2.4
mod_http2
■共通脆弱性識別子 (CVSSv3スコア,深刻度)
CVE-2019-9517 (7.5,重要)
■詳細情報ページ
https://jvn.jp/vu/JVNVU98790275/
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2019-9517
■対処方法
Apache 2.4.41へのアップデート
■影響を受けないソフトウェア構成
CentOS 6~7 + OS標準レポジトリ提供 Apache
Ubuntu 12~16 + OS標準レポジトリ提供 Apache
本脆弱性はApache2.4.40以前、かつmod_http2モジュールのあるWebサーバで
HTTP/2実装のある場合に、DoS攻撃によるサービス停止の可能性があります。
※CentOS 6~7、Ubuntu 12~16 のOS標準レポジトリで導入された Apache は
mod_http2モジュールが利用できないため、影響はございませんが、
別のソフトウェア構成の Apache では影響が出る可能性がありますので
ご注意ください。
弊社にて調査・アップデート代行も可能でございます。
ご希望されるお客様は弊社サービスデスクまたは営業担当までご連絡下さい。
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同時に発表がございました他の脆弱性につきましては、
深刻度が低~中とされているため、OSベンダからの
修正パッケージの提供が遅れるまたは提供が無い可能性がございます。
尚、修正パッケージが配布された際は、改めて案内を差し上げます。
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